レタスの水耕栽培が盛んになり、市場で大きなシェアを占めるようになってきました。「植物工場」といわれるような大規模な施設も増え、短期間に効率的に栽培し、一年を通して安定価格、安定供給を実現しています。
ところが、植物工場の影響を受けて、畑で栽培されるレタスにまで変化が起きています。生産は大規模化し、コンビニやファストフードなどの業務向けに、通年、安定供給できる体制で対抗。そして、味に癖がなくて、形が整いやすい、あるいは葉は硬くても病害虫に強い品種の栽培が一気に増えています。「おいしさ」は二の次。この傾向は強まるばかりです。
土耕栽培は、農業技術も労力も必要ですが、本来、土に根を張り健康に育ったレタスには、水耕栽培では実現できない、フレー バーや食感、栄養、旨みがあります。こうした本物の野菜をお届けし続けることが、健菜倶楽部の使命だと考えています。
全国の生産者を訪ね、父に代わって永田農法の指導もしている。
きゅうりの専門農園を滋賀県野洲市に訪ねた。 会ったのは「おいしい」だけでは足りないという生産者だ。 ...
わが家の「めでたきもの」 「葡萄」という漢字が好きです。エキゾチックだし、「葡萄唐草」という古来の...
農業従事者の高齢化には歯止めがかかりません。でも、産地ではいきいきと作業する若い人に出会うことも...
夏の農作業は土づくりが中心です。収穫後のトウモロコシの畑では葉や茎を漉き込んで緑肥に。化成肥料は...