天竜の蜂蜜
健菜スタイル

天竜の蜂蜜

2013年06月01日

黄金色の幸せ

 蜂蜜は、よく召し上がりますか。
 わが家は、朝食がパンのときは、「天竜の蜂蜜」の瓶が登場します。私は、ヨーグルトに小さなスプーン一杯の蜂蜜をたらして、白と黄金色のマーブル模様を崩さないように食べるのが好き。夫は大きなスプーンでたっぷり取り、半分ほど垂らしたところで、スプーンごとペロリ。朝から、小さな幸せを味わっています。
 夜は、癖のあるチーズに蜂蜜をたらしてワインを一杯。ご機嫌な日のひとり晩酌です。テンションが下がった夜は、蜂蜜たっぷりのホットジンジャーティーで一服。深夜に甘いものを摂るのは気がとがめますが、蜂蜜なら大丈夫。カロリーが低い上に、ミネラルなど健康によい成分も多いので...。
 おかげで、ひと瓶が空になるのが早いこと!
 健菜での補充が間に合わず、デパ地下の蜂蜜専門店などで、色々な種類のものを購入しています。それらを「おいしい」と思うことも多いのですが、なぜか、蜂蜜が減る速度は鈍り、次はやはり健菜の蜂蜜に戻ります。専門店のアカシアとかオレンジなど、特定の蜜源の蜂蜜は、味や香りの個性がはっきりしているけれど、飽きてしまうのかもしれません。


なぜニホンミツバチ?

 健菜倶楽部の食品は、「そこにこだわるの!」と驚き、その理由を知って納得することが多いのですが、蜂蜜のこだわりは、ミツバチの種類と養蜂環境。明治以後導入された近代養蜂の主役は、体の大きなセイヨウミツバチですが、健菜は体の小さなニホンミツバチを、環境のよい山里で飼育している養蜂家を探し出し(これが滅多にいない!)、採取を託しています。
ニホンミツバチは、一時期、日本から消えてしまうと心配された在来種。彼らは農薬にめっぽう弱く、その上、好みがうるさくて、レンゲ畑に放しても蜜は集めないと言います。好むのは森や果樹園の花や樹液のみ。
 近代養蜂は花を追って移動し、1年に何回も採蜜できますが、ニホンミツバチはそうはいきません。山中の巣を中心に、春から初秋まで、季節とともに変わる花々の蜜や花粉、樹液を、小さな体でコツコツ集め、色々な蜜源が混ざり合った百花蜜をつくっていきます。セイヨウミツバチの蜂蜜とは、質が大きく違うのも当然です。

 その採蜜は年に1度だけ。それだけに希少で、市販品はあまりありません。
目下、健菜からは静岡県浜松市の「天竜の蜂蜜」と、高知県土佐清水市の「黒潮の森の蜂蜜」が販売されていますが、その風味の違いは、ミツバチがどんな森を飛び回っているか次第。比べると、「こんなに違う」と驚くほど。あえていうと、前者は純粋無垢、後者は色も濃く野趣を感じます。で、じつは私の好みは天竜のほう。艶やかで、栗色をした蜜の味は、香りが高くて、深い甘さの中に酸味があって、いきいきとして力強いのです。


百花撩乱の森を飛ぶミツバチ

 今ごろ、天竜川上流の森を、小さなニホンミツバチが飛びまわっているに違いありません。野生のクリ、ハゼ、サンショウ...。ミツバチの働きを思ったら、蜂蜜をおろそかにはできませんね。
(神尾あんず)

※天竜の蜂蜜は販売を終了しました。
             

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