スペインのアロス料理の最後に、シーフードのパエージャと、豚足と米のスープ煮を作ってみましょう。
パエージャは、本来は最初から最後まで直火で作る料理なのですが、家庭で作る時に火が均等にあたらず、真ん中だけが煮えて周りが生ということになりかねません。オーブンに入れて仕上げる方が、失敗がないでしょう。
シーフードのパエージャは、魚のスープが米にしみ渡り、魚介の旨味をさらに深め、シーフードならではの香りと味わいが楽しめます。
豚足と米のスープ煮は、寒い時期にこそ食べたい一品です。体があたたまり、次の日にはコラーゲンで肌がご機嫌になります。スペインでは、豚足をはじめ、豚の耳や牛テール、仔牛の腎臓や胃、レバー、脳みそなどをよく食べます。新鮮な材料を選び、ていねいに下処理をし、ハーブやスパイス、数種類の酒などを上手に使い、料理するのです。チャンスがあれば是非味わいましょう。それはそれはおいしいものです。
【材料(6人分)】
【作り方】
- パエージャ鍋でオイルを熱し、たまねぎ、にんにく、ピーマンを入れ、2分程炒めます。
- 次に米を加え、よく混ぜ合わせます。
- スープ、白ワイン、サフランを浸け汁ごと、材料が隠れる位注ぎ、煮立てます。
- 煮立ったら、火を弱め20分程煮て、米が八分通り煮えたら塩で味をととのえ、ムール貝、はまぐりを入れます。
- 貝が開いたらえびを入れ、2分程煮てから白身魚を乗せ、180℃のオーブン に入れます。
- 10分程焼いたら、いかとたこを乗せ、さらに5分間焼きます。
- 周りが焦げてきたら取り出し、パセリを散らし、レモンを添えてサーヴします。
【材料(4人分)】
【作り方】
- 1ℓの水にブーケガルニと塩少々を入れた中で、豚足を1時間程茹でます。
- そのままの状態で冷まします。
- 冷めてから骨をはずし、食べやすい大きさに切ります。
- 豚足を茹でたスープに、米、大根、豚足を入れ、強火にかけ、煮立たせます。
- 煮立ったら弱火にして、あくをていねいに取り除き、サフランを浸け汁ごと加え、10分程煮ます。
- 輪切りにしたモルシージャとチョリソーを加え、塩で味をととのえ、10分程煮込みます。
- 水分が足りなくなったら熱い湯を注ぎ、様子をみます。
- 熱いうちにサーヴします。
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