クウェートをはじめ中東の国々で特別なご馳走として愛されているヨーグルトチキンライスを作ってみましょう。
クウェートといえば30代の頃の住居の前がクウェート大使館でした。夜な夜な華やかなパーティが催され、それはそれは賑やかでしたが、イラクのクウェート侵攻以来火が消えたようにすっかり静かになってしまいました。今はどうなっているのでしょう。
ヨーグルトチキンライスの鶏は、ヨーグルトでマリネすることでリッチでクリーミィに、米もヨーグルトのコーティングでしっとりマイルドになり、それぞれの味が引き立ちバランスよくまとまっています。さらにクランベリーの酸味が味をひきしめ、色がアクセントとなり全体の白さを際立たせ、上品で美しい一皿を作り出します。
この料理をリッチでエレガントと表現し、作り方を教えてくれた友人は丸鶏を使っていましたが、扱いが少々面倒なので今回はもも肉を使いました。むね肉をミックスしたり、むね肉だけで作ってもOKです。ただ必ず骨付きのものを使いましょう。またヨーグルトは上質のものを選びましょう。味に差が出てしまいます。
ヨーグルトチキンライスはお客様の時などに皆の目の前でひっくり返せば拍手喝采。失敗しても怪我さえなければ盛り上がります。ミトンなどで完全武装(?)して絶対に火傷しないようにしましょう。馴れるまでは空の容器で練習したほうが良いかもしれません。
材料(6人分)
- 米は2時間以上浸水させます
- 厚手の鍋で大さじ2のバターを温め、鶏、たまねぎを入れ4~5分炒めます。
- たまねぎがやわらかくなり、鶏に焼き色がついたらチキンストックを注ぎ入れます。
- 沸騰したら弱火にし、塩、こしょうで味をととのえ45分程煮ます。
- スープが半量になったら鶏を取り出し、骨と皮を取り除き、食べやすい大きさにカットしておきます。
- スープはそのまま冷ましておきます。
- ボウルに卵を入れよく混ぜ、ヨーグルト、サフラン水、シナモン、塩、こしょうを加えさらに混ぜ合わせ、ヨーグルトミックスを作ります。
- バットなど平たい容器に鶏を並べ、ヨーグルトミックスを注ぎ、2時間以上マリネします。
- 浸水させた米の水を切り、沸騰した塩水で5分間茹で、さらに弱火にして10分煮ます。
- 次にぬるま湯で軽く洗い、水を切っておきます。
- 鶏をヨーグルトミックスから取り出し別皿に移し、ヨーグルトミックスの中に半量の米を入れ、よく混ぜ合わせます。
- 深さが10センチ以上の耐熱容器の底にクランベリーを散らし、ヨーグルトミックスと米を合わせたものを広げます。
- その上にカットした鶏を乗せ、上に残った米を重ねます。
- 残りのバターとチキンストックを混ぜ米の上に注ぎホイルで覆います。
- 予熱が終わった160℃のオーブンで40~45分焼きます。
- オーブンから出し、濡れたキッチンタオルの上に置き、粗熱を取ります。
- さわれるようになったら容器の側面にナイフを入れ、はがれやすいようにします。
- やけどをしないようにミトンなどを使い、平らな皿を乗せひっくり返します。
- ハーブをあしらい食卓に運びます。
- ケーキのように切り分け、ハーブを添えサーヴします。
きゅうりの専門農園を滋賀県野洲市に訪ねた。 会ったのは「おいしい」だけでは足りないという生産者だ。 ...
わが家の「めでたきもの」 「葡萄」という漢字が好きです。エキゾチックだし、「葡萄唐草」という古来の...
農業従事者の高齢化には歯止めがかかりません。でも、産地ではいきいきと作業する若い人に出会うことも...
夏の農作業は土づくりが中心です。収穫後のトウモロコシの畑では葉や茎を漉き込んで緑肥に。化成肥料は...