野菜の今とみらい

海外産の日本の種

2019年07月01日
海外産の日本の種

 日本の食料自給率(カロリーベース)は先進国では最低の38%。その中で野菜だけは国産が80%を占め、なかなかに奮闘しています。
 ただし、その種子の90%は輸入品です。日本には世界有数の種苗企業が何社かあるにもかかわらず、です。
 じつは日本で栽培する日本固有の野菜であっても、そうした企業は、世界中に分散している専門農場で育種を行っているのです。これは、気候変動のリスクを避ける、野菜の原生地に近い環境のほうが優れた種子が採取できる等の理由から。それに、種は簡単に持ち出せるので、厳重な管理のもとに種子採りが行われているそうです。
 残念ながら、昔ながらの自家採種によって農業を続けている生産者も野菜もごくわずかです。昔から伝えられてきた、土地の気候や風土に合った在来の種子を後世に残すには、消費者の理解や支援が必要です。私たちは在来種の野菜をできる限り届けたいと思っています。

永田まこと (健菜倶楽部生産部 顧問)

全国の生産者を訪ね、父に代わって永田農法の指導もしている。

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